徹底解説。色っぽい目元が印象的な花魁メイクの意味とは

徹底解説。色っぽい目元が印象的な花魁メイクの意味とは

花魁と聞くと、多くの人が艶やかな衣装を思い浮かべるのではないでしょうか?

衣装より先に花魁メイクを思い浮かべた方がいるとすれば、かなり鋭いですね。

実は、女性の色っぽさを引き出す上で、花魁メイクは衣装に負けないぐらい大きな役割を担っているんです。

それが分かるように、色っぽい目元が印象的な花魁メイクのポイントなどを解説していきます。

女性の美しさを追求した花魁の世界

花魁はメイク界のカリスマ

花魁 メイク

現代の日本人女性が出かける時やおめかしをする時にするメイクですが、その始まりは江戸時代であると言われています。

一般庶民向けに化粧品店がオープンするなど、「美」への関心が一気に高まった時代のようですね。

その中でも花魁のメイクは特別であり、町人はみな彼女らを真似てメイクをしていました。

花魁は煌びやかな衣装と華やかなメイクで、江戸時代のトレンドの1つとなっていきます。

当時のファッションリーダーとも言える彼女ら花魁は、女性としての美しさを引き出すことに余念がありません。

花魁メイクのポイント

現代と変わらず、やはり肌の白い女性が人気を集めていたようです。

浮世絵などの女性が顔から襟足にかけて白粉を厚く塗っているのはその為。

どの時代も女性は美白にこだわるものなんですね。

一方、現代とは対照的なのが目元のメイクです。

目は切れ長の方が美しいとされていたので、目尻にはアイラインの様に紅を差して色っぽさを表現していました。

白塗りを活用して、鼻筋が通った立体的な顔に見せる技術は現代のメイクに通じるものがあります。

口は小さい方がおしとやかで美しいと考えられていたので、唇の中央部分のみに紅を入れていたようです。

各パーツにおけるこだわりも然ることながら、女性の色っぽい印象を引き出す工夫がされたメイクですね。

現代版花魁メイク

「美」に対する価値観は、時代の流れと共にいくらか変わっています。

花魁メイクを基本にしつつ、「羽まつげ」や「カラーコンタクト」で目をぱっちり強調したりすれば、現代版花魁メイクの完成です。

当時に生み出された色っぽさと現代の可愛さを融合したメイクをすれば、美しくなれること間違いなしですね。

フォトスタジオでは照明が当たることもあり、「いつもよりも濃いかな?」「派手すぎるかな?」というぐらいのメイクが丁度良いぐらいです。

花魁体験をするときにはヘアメイク込みの場所を探して、プロに本物の「花魁メイク」を施してもらうことをおすすめします。

あなたも花魁になりませんか?

これで、花魁と聞いて「衣装のイメージしかない」なんてことはなくなりましたね。

京都には花魁体験ができるフォトスタジオがあります。

女性の美しさにこだわった花魁メイクを学んだ後は、あなた自身が花魁になる番です。

艶やかな衣装と現代版花魁メイクで、あなたも色っぽく美しい女性に変身してみませんか?

この記事のライター

京の花魁